ムンク展ー共鳴する魂の叫び に行ってきました。
こんなアイコンにしているのでもちろん見に行かなければ、とかねてから思っていたんです。ムンク展。
スノードーム付きチケットというのがあったのでLoppiで購入。なぜスノードームなのかよくわからないがとにかく行く気満々なところを表明したかった。そして滅多に会えない夫を誘い、お互いの休日を取って行ってきました。
行ったのは平日でしたが結構な混雑でした。ムンクの作品は約100点展示ということですが、たぶんみんなね、「叫び」が見たいわけですよ。とにかく目玉なんです。「叫び」が。実際、「叫び」の前だけ立ち止まって見ることができず、並んで並んで少しずつ流れながら見なくてはならない状況でした。
ただ言いたいのは、エドヴァルド・ムンクは「叫び」だけではありませんよ!ということです。
私は福山潤氏の音声ガイドも購入して、解説を聴きながら鑑賞したんですけど、すっごく良かった。生い立ちから晩年まで、ムンクの人生を追いながら鑑賞できたのもいいですけど、「マドンナ」とか「接吻」とかやたらエロくてですね、フクジュンにヘッドホンで囁かれるとおおぅ…って感じで興奮しますよ。ほんとおすすめ。
ムンク自身は本当に、芸術に身を捧げた人生で、酒とか女とかで体と精神を蝕みながら生きてたんだなあ、と。10代の女の子を家政婦兼モデルで雇ってた、とか、売春宿行って泣く女描いてたとか、メンヘラと付き合ってもめて銃で指失ったりとかだいぶろくでもないことやらかしてるし、アーティストだから許されてるとこあるけど、いまだったらなかなかこういう生き方できないだろうな、というのはある。自撮りや自画像も多くて、たぶんツイッタやインスタもやりまくる人だったんではなかろうか…
でも作品を通して思うのは、人が、生きることが、憎くても辛くてもどうしても愛してやまないみたいなエネルギー。「叫び」は自然に圧倒されてその声を聞いたからああいうポーズをとったとされているけど、たしかに悲しみや不安はあっても絶望感はなかった。
なんかあつめてしまうのよね…