ミジンコブログ

徒然を、不定期で。

人ひとりがこわれていくということ。

もうすぐ入って一年になるパートの人がここのところ、様子がおかしくなっている。

あからさまに「ん?」と思うようになったのは年明けくらいからだ。業務上同じことを何度も質問しているというか、質問して返ってきた答えに「納得」しようとしてない。「でもこう言われたらどうしなきゃならないんですか」「こういう場合はどうすればいいんですか」と食い下がる。そのわりにメモはとらない。

確かに、この会社は臨機応変にやらなきゃならないことが多くて「絶対こう」という正解はない。ケーススタディを繰り返して、なんとなく自分でこうするのがいいかなーというのを出していくしかない。それはどこの会社でも多かれ少なかれあると思うが、そのパートの人の場合、いささか正解を出すことに固執しすぎな気はした。

そうして絡んだ相手の時間をとっている、という意識があまりないのが、また周りの人をちょっとずつイラっとさせているのをだんだん感じていた。次第に一番パート歴の長い人からは「いろんな人に聞かないではじめから社員の人に聞いてね」と突き放すように言われるようになっていた。社員の人たちさえも結構けむたそうにしていた。それでも、ここがわからないあれはどうすればいいと聞くのはあまり変わらなかった。

 

つぎにラインだ。いろんなパートの人に質問というか長文メッセージを送っていたのがわかった。私もそのうちの1人だ。

ラインを教えてしばらくは、なんてことない仕事の愚痴、社員への不満とかだったが、次第に「言われていることが頭に入らない」とかになり「自分は嫌がらせされているのでは」という内容になっていった。もちろん、嫌がらせとかそんな事実はない。ただ、「そんなことはないですよ」「無理しないで気楽にやりましょう」と言っても、もはや会話のキャッチボールができている感じではなかったので、私もシンプルに返すようにはしていた。失礼のないように気は使って、答えられるところは答える、そんな感じで。

すると社長から、「あの人のラインには返さなくていい。夕方勤務の人にも勤務中に送ってきたり電話かけてきたりちょっとおかしなことになってきてる」と言われた。

しかしいきなり既読もつけず無視、というのは不自然すぎてなんとも気の毒な対応で、私には出来ないなと思った。

 最近きたものには、ラインに入ってくる広告が自分の悩みのものなので、盗聴とかストーカーをされてるかもしれないというものだった。これはもう、本格的におかしくなってるなと言わざるを得ない。しばらく休みたいと言っていたのでゆっくり休んでください、と返した。

 

私自身も業務で「適当に(でもちゃんと)自分でいいように(でも勝手なことはしないで)やってください」的な指示は本当に嫌いだし、やめてもらいたいと思うが、この会社に3年いて、さすがに慣れてしまったというか、動じなくなった。この会社への期待を一切やめてしまっているからだ。社長や社員に100%で応えてやらなくても、どうせ見ていないことがわかったからだ。彼らは表面的に業務が終えられていれば質や中身はどうでもいい。しかしこのパートの人はきっと、“口だけは意識の高い”ことをいう社長や社員に対して、自分のせいいっぱいで応えてしまったのだろう。途中で投げ出したり逆ギレしたりできる人であればまだ違ったかもしれないが、存在しないであろう「正解」を求めてしまった。結果が表題だ。

私は確実に社長や社員に責任があると思う。この人が適当にやれない性格なのがわかった時点で、件数件数と数字で追い詰めるのをやめ(そもそも求人チラシにノルマがないなどと嘘を表記してる時点でアレ)、時給を上げるわけでもないパートに高い期待を寄せる発言などは控え、難しい対応は社員でするからと引き取り、やりづらい仕事をさせていつもすまないね、ありがとうと気を遣ってあげればよかったのだ。もしくは、そこまでイチパートに気を回してやれないというなら、さっとやめさせてあげるのも役割だと思う。

誰でもできる仕事ですよ、親切に教えるから未経験でも大丈夫ですよと呼んでおいてろくに研修も指導もせず自力で技能を上げてくれることを期待するんだもんな。

これで変わらなければ本当にこの会社終わるね。