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二分の一成人式に思うこと。

小4の次男の二分の一成人式に行ってきました。
体育館の壁一面に貼られた子供たちの習字には、「みんなの夢」と銘打って、なりたい職業がそれぞれ書かれていました。
見てみると男の子はサッカー選手、女の子はパティシエが多いなという印象。あとは漫画家とかかな。
次男、なんて書いたんだろうと探したら、「小説家」とあり、一緒に来ていた長男と「えっ聞いてた?」「ぜんぜん」と顔を見合わせました。
文章、書く子じゃないんですよね…明らかに…
なりたいなんて言ってたところも、見たことないし。

式が始まると、卒業式みたいに一人一人ワンフレーズでこれまでの人生をざっくり振り返り、育ててくれてありがとうお父さんお母さん!見守ってくれてありがとう先生!地域の人々!みたいな感じで、とにかく「ありがとう」の連呼。
歌も入ります。「10才のありがとう」。いま、二分の一成人式用の歌もあるんですね。知らなかったなあ。
歌の合間に、一人一人その例の将来の夢を大きな声で言います。次男の声、ちょっと遠慮がち。
そうして保護者を呼んでプレゼントとお手紙渡し。段ボールに布を張り、ビーズやモールをあしらった手作りの写真立てでした。これは素直にかわいいと思い嬉しかったです。本当にありがとうと言って抱きしめました。
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オリジナルキャラがかわいい。

ただ、やっぱり二分の一成人式については、毎年やる必要あるのかなという疑念がいつも残ります。10歳の子達にそんなにもありがとうを言わせなくたっていいじゃないかと。
10歳の頃なんて、育ててもらうのを当然のことくらいに思ってたっていいじゃないんでしょうか。少なくとも私や夫は、作りたいと思って産んで、育てたいと思ってそうしてきたわけで、子にありがとうと言われたくてそうしてるんじゃないんです。
将来の夢も、なりたいのかよくわからないうちに無理に職業言わせたりしなくてもいいんじゃないかと。どうせ変わる子もわんさかいるだろうし(いや変わんなくたっていいけど)。もっとしょうもないことでいいと思うんですよね。しょうもなくても、本当のこと。
たとえば、たらふくプリン作って食べたいとか、友達とゲームのステージやキャラを作りたいとか、動物園行って絵を描いたり写真撮りたいとか、個人的だけどそのうち実際叶いそうなこと。
幼稚園でもさんざん、何になりたいとか言わされているのを見ましたが、まだそれは「微笑ましいですね」的なていで扱われていたように思います。でもさすがに10歳。ぼんやりとした将来なりたいものを微笑ましい的なニュアンスで捉えるには、もう逆に失礼じゃないのかな。それこそ、ホントにサッカー選手や漫画家になるべく頑張ってる子がいるわけで。

式の後、保護者はおのおの教室に行って懇談会に出席してくださいと言われましたが、長男のときに一人一人感想を立って言わされた経験があるので、申し訳ないけどさっさと帰りました。
感想を聞かせてと言われても上のような正直な気持ちは求められていないのを知っているからです。通り一遍な「感動しました」「とても良かったです」「涙が出ました」というのを求められているだけ。
学校がこういうのを形式的にこなしてるのか、本気でいいと思ってやってるのか、混乱する原因がここにあります。
こうして毎年意味もなく惰性で続いて行くんでしょうし、止めるには相当エネルギーを持った人が動かないとならないでしょうね。漫画の「斎藤さん」みたいな。
残念ながら、私にエネルギーをそこにさく余力はないのです。